ビーグレンが効かないケース

ビーグレンが効かない、
ビーグレンを使っても効果がないのは、
具体的にはどんなケースが考えられるのかというと、

 

  • シミ・色素沈着:メラニン色素の肌の定着が強い
  • ニキビ跡:ニキビの傷が真皮層にまで達している
  • シワ:表情筋が極端に衰えている

 

といったものがあります。


シミ・色素沈着:メラニン色素の肌の定着が強い

ニキビ跡の色素沈着やシミ・肌の黒ずみが
ビーグレンを使っても改善しない場合、
メラニン色素の肌に強く定着していることが考えられます。

分かりやすく言うと、色素沈着やシミが、
ホクロのような状態になってしまっているわけです。

メラニン色素はメラノサイトという色素細胞から生成され、
肌の中に大量のメラニン色素が蓄積されればされるほど、
薄い茶色からどんどん黒い色に近づいていきます。

年齢が進むと、ほくろが増えたりホクロが濃くなるのも、
メラノサイトの働きによるもの。


通常のしみ・黒ずみであれば、
メラニン色素の蓄積量はそれほど多くはないので、
ビーグレンの美白ケアセットを使うことで、
十分にメラニン色素の色を消すことができます。

 

けれども、メラニン色素の分泌量が急激に増えてしまい、
肌の新陳代謝では全く追い出しきれなくなってしまうと、
巨大なメラニン色素の塊が肌の中に半永久的に残ることになります。

 

この状態まで色素沈着・シミが悪化してしまった場合は、
美容外科もしくは美容皮膚科で施術をしてもらわなければ、
色素沈着・シミを消すことはできません。

 

ニキビ跡:ニキビの傷が真皮層にまで達している

ビーグレンを使ってもニキビ跡が消えない場合、
ニキビの傷が真皮層にまで達していると考えられます。

言ってみれば、火傷をしたのと同じようなことが起きています。

私たちの肌というのは、薄い皮膚が何枚も重なった
ミルフィーユのような構造をしています。

 

新しい皮膚が肌の奥で生成され、
古い皮膚が肌表面からはがれることで、
肌は常に生まれ変わりを繰り返していて、
20代であれば約1ヶ月で肌は入れ替わります。

 

けれども、ニキビ跡によって傷がつき、肌が凸凹すると、
肌の厚みが薄くなる分、肌の新陳代謝の力も弱くなります。

ニキビの傷がさらに肌の奥深くにまで達していた場合、
角質層を突き抜けて真皮層まで傷つけることになります。


新しい皮膚が生成されているのは、簡単に言えば、
角質層のいちばん奥の方。真皮層の一歩手前の部分です。

 

角質層の奥にある新しい皮膚の生成を担っている細胞があり、
この細胞が傷つけられてしまうと、肌は新陳代謝できなくなります。

 

ニキビ跡は、肌にとっては重たい「蓋」のようなものですが、
肌の内側から蓋を押し上げる力がなくなってしまい、
ニキビ跡の改善が難しくなります。


「ニキビ跡の凸凹はピーリングをすれば治る!」

 

なんていう無責任な記事をネットで見かけることもありますが、
ニキビ跡の状態によってはピーリングをしてもまるで意味がないし、
そもそも、ニキビのできやすい肌にピーリングをしてしまうと、
肌の抵抗力を奪い、ますますニキビができやすくなる危険があります。


ニキビ跡の凸凹が深く刻まれ過ぎている場合にも、
やはり、美容外科・美容皮膚科で施術をしてもらわなければ、
改善するのは難しいです。

 

シワ・たるみ:表情筋が極端に衰えている

肌にシワ・たるみができるのは肌のハリ不足が原因で、
肌のハリを取り戻すためには、とにかく保湿が重要です。

 

肌内部に水分をしっかりと蓄えられるようになることで、
水風船を膨らませるように肌にハリが出るようになり、
シワ・たるみを消すことができます。

 

ビーグレンには肌を効果的に保湿できる保湿ケアセットがありますが、
ビーグレンの保湿ケアセットを使ってもしわ・たるみが改善しない場合、
表情筋が極端に衰えていることが考えられます。

 

表情筋とは顔の表面にある様々な筋肉の総称で、
その名の通り、表情を作るためにかかすことのできない筋肉です。

 

顔に微妙なシワができるからこそ、
私たちは表情で豊かな感情表現をすることができます。

もし、まったくシワができなくなってしまうと、
ロボットのような無表情になってしまいます。


目じりや目元の小じわができてしまうのも、
笑うときにはどうしても目の周りにシワができるからですが、
本来であれば、肌の弾力によってシワが伸びた状態に戻ります。

 

けれども肌にハリがなくなることで、肌の弾力も低下し、
シワが徐々に戻りにくくなっていき、最終的に肌に定着してしまいます。

 

肌の保湿力を高めてハリさえ改善すればシワ・たるみは改善するはずなんですが、
表情筋の筋力が弱くなっている場合、
肌のハリを改善するだけでは、しわを消すことはできません。

 

表情筋の筋力を取り戻し、
表情筋がしなやかに動く状態にしなければいけません。


ちなみに、黒クマというタイプの目元のクマができるのは、
目元のたるみが原因です。

 

たるみにって影ができてしまい、
その部分が黒くなるわけです。

 

目元のたるみは、眼球の下にある脂肪が
前に押し出されることが原因の一つ。

 

眼球が重力に引っ張られて下に下がることで、
眼球の下の脂肪が前に押しつぶされるわけですが、
本来であれば、眼球も筋肉(表情筋)によって支えられています。

 

けれども、表情筋の筋力が顔全体で衰えることで、
眼球の下の表情筋の筋力が弱くなり、
目元のたるみによる黒クマができてしまうわけです。


表情筋の衰えによるシワ・たるみを改善するには、
ヒアルロン酸注射のように、肌のハリを徹底的に強化するなど、
美容皮膚科・美容外科で施術が必要になります。